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小説書籍
GAY NOVELS /Kai Kihira,Osamu Kodama…etc.
タイトル
Four Seasons [フォーシーズンズ] 〜季節は過ぎて街はまた緑に染まる〜
著者
城平 海（きひらかい）
判型
B6判変形
ページ数
272
定価(税込)
1200円
発行日
2005-01-27
ISBN
4-89236-320-0
先行き不透明な現代に生きる若者達に贈る、本当の居場所探しの物語
あまりにも当然のこととして捉えていた未来、結婚。疑いすら抱くことなく、そうすることが幸せになることだと思っていた。しかし、結婚直前に、新郎となる男は「ゲイである本当の自分」に気づいてしまう。
結婚が幸せへと続く道、無邪気にも信じていたそんな 未来を断ち切られたときに、女は何を選び、そして男は何を捨てるのか。
１章ごと に、男女の視点を変えて描かれていく、東京での１年間。
先行き不透明な現代に生きる若者達に贈る、本当の居場所を探しの物語。
著者の城平海は、ゲイ雑誌「G-men」で７年以上もゲイ向けポルノ小説を発表。この作品が、初の書き下ろし単行本となる。
【内容紹介】
外資系のキャリアウーマン。上昇志向が強く、自意識も高い。常に人生の主人公たるべく生きてきた彼女にとって、結婚式は自分の幸せを誇示するための格好の舞台であった。自分の人生を光らせるパートナーとして、体育会出身で、飾らなくちょっと気の効かない男を新郎に選んだ。一点の曇りもない、完璧な人生を進んでいくはずだったのだが、新郎になる男は挙式一週間前に、ひょんなことからイルカのようなしなやかさを持つ若者と性的に結ばれる。そして自分の中のゲイに目覚めてしまう。
何も知 らない彼女と、本当の自分に気づいてしまった男。本当の居場所を求める旅は、２人が気づかないうちに始まっていた。
